大船渡でまつり 5月9~13日 本因坊戦第1局も /岩手
毎日新聞2019年3月27日

 囲碁を通じて東日本大震災の復興支援につなげようと、「第6回碁石海岸で囲碁まつり」(毎日新聞社、日本棋院など後援)が大船渡市などで5月9~13日に開かれる。ジャズピアニスト、山下洋輔さんの演奏ほか、期間中に第74期本因坊決定戦七番勝負第1局が開催される。まつり実行委員会は「復興イベントと伝統ある本因坊戦が連携する画期的な出来事。囲碁を知らない人でも楽しめるので、来てほしい」と呼びかけている。

 同まつりは、同市の景勝地・碁石海岸の名称を生かし、「囲碁のまち」として活性化させようと、2014年から始まった。囲碁界の重鎮、故・木谷実九段の三男、正道さん(71)が実行委代表を務める。実行委などの働きかけに応え、16年には市が5月14日を「碁石の日」に制定した。

 今年は三陸鉄道リアス線開通を記念し、久慈駅から盛駅まで車内に碁盤を置いた「囲碁列車」で移動する。王銘〓九段による10分で覚える入門講座や、高次脳機能障害のある人らを対象にした大会やフォーラムも開催する。

 また、視覚障害者の囲碁への関心が改めて高まる中、全国台湾韓国盲学校囲碁大会が開かれる。対局には視覚障害者にも使いやすい、特製の碁盤セットが使用される。柿島光晴・日本視覚障害者囲碁協会代表理事は「『囲碁のまち』をつくるため、私たち障害を持った者が中心になり活動することは、きっと多くの人に勇気と力を与えられると思う」と期待を込めた。

 各企画で参加者を募っている。締め切りは4月8日。参加無料。詳しくはhttp://urx.space/ONBs 【藤井朋子】

囲碁まつりの催しの一部

5月 9日<久慈・アンバーホール>

・音楽祭

  10日<久慈~大船渡>

・三陸鉄道車内での囲碁対局

  11日<大船渡・リアスホール>

・山下洋輔さんコンサート

・記念フォーラム

  12日<大船渡・キャッセン大船渡>

・全国台湾韓国盲学校囲碁大会

・全国高次脳機能障害囲碁大会

  13日<大船渡・熊野神社>

・「囲碁神社」を参拝