地域連携が短期間にこんなに進むとは昨年(07年)は考えてもいなかった。とても書き切れない。
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僕の父は、家計のために北海道から九州まで全国を巡業し、そこで出会った天才少年たちを自宅に連れてきて囲碁を勉強させていた。懐かしい日常だったが、ずいぶん変わった家庭環境だったのだなと、今になって思う。
母は晩年、「木谷道場と70人の子どもたち」という本を書いた。「その本をおみやげに全国を行脚し、お世話になった方々にお礼を申し上げたい」と夢を語っていたと、長兄が書いている。
平成3年6月3日に母はくも膜下出血で亡くなり、夢はかなわなかった。
いつの頃か、僕も父の跡、母の夢をたどって、全国を行脚したいと思うようになった。
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