団塊世代が還暦になることを記念して、戸山高校の同期会が開かれた。たくさんの人間が集まり、話をしたり唄を歌ったりした。昔と変わらない人間もいれば、ずいぶん変わった人間もいた。僕は、芸人の一人として唄を歌った。
「団塊の世代がこれから何をやるか?」が話題になる。いろいろな考えがあって良いと思う。僕の場合には、「やり残したものがある」というよりも、これまでの人生でなしたことが結局、何だったのかがまるで分からないので、これから、社会にかかわりながら、自分にできることを自分のフィールドでやっていこうと思っている。九州大学農学部で農園長をしている中司敬君と隣り合わせになり、妙に話がはずんだ。彼とは、半年後に銀座吉水で再会することになる。高校の同期会というのは、団塊世代の活動の一つの場として、面白いかもしれない。 |