タイトルイメージ 本文へジャンプ
2006年に僕の食と生活習慣が激変した。それぞれ多少のいわれがある。
2006年1月 自宅で酒を飲む習慣をやめた。
5月 食事を玄米に変えた。副食は納豆、味噌汁、野菜、魚など。粗食である。
5月 海まで往復2kmを走った。以後、毎朝走る習慣になった。
12月 酒の回数を月5回と決めた。
2006年5月以降、体重がみるみるうちに減り、前年の67kgから63kgになった。顔も体つきも変わり、病気ではないかと周囲が心配した。自分でも、これはまずいと心配し、検診の手筈を取ったたぐらいだ。
しかし、どうやら病気ではなく、僕の心身はこれまでで最高の状態になった。ありがたいことだ。
2007年3月に、初めてフルマラソン(湘南国際)を走った(4時間57分)。
その後の様子は、「走る!」のサイトを見てください。
毎日のランニングと飲酒の状況は、トップページから「木谷正道のマラソン練習日誌」に飛ぶと一目瞭然。


自宅で飲むのをやめた 2006年1月〜
 飲酒は、数ある僕の悪癖の中でも相当に悪い部類に入る。外か家で、ほとんど毎日飲んでいた。どう考えても美しくないが、なかなか改善できなかった。
 2006年1月に、妻の父親の状態が悪くなった。長女でもあり、実家で介護をする日が増えた。
 良い機会なので、僕は自宅で飲む習慣をやめた。
 すると、朝がさわやかになった。
 そうはいっても、外では飲んんでいたから、飲む回数は結構多かった。

食生活が変わった   2006年5月〜
 これには明確な理由が二つある。
 一つは、5月の連休に、菅家さん(平塚・暮らしと耐震協議会副理事長)の奥様から、「食品の裏側」という本をご紹介いただいたこと。安部司さんという「食品添加物のソムリエ」が淡々と添加物まみれの食品の成分を書いている。読み終わったら、普段、何気なく買って食べている食物が食べられなくなった。おすすめです。
 もう一つはNPOメダカのがっこうの影響で、無農薬の玄米を食べるようになった。
 平塚では、端山慶子さんが無農薬食品を手掛けておられるので、鶏卵や牛乳、味噌などを端山さんから購入した。

ランニング 2006年5月〜
 走る!で書いたが、息子にフルマラソン(東京マラソン)への出場を勧められ、その気になって走り始めた。
 人生、何が転機になるか、分らない。
 若い時から、スポーツには無縁だったから、周囲には相当に驚かれた。
 朝、走りたいがために、前の日に飲む機会が少なくなり、早く寝るようになる。
 生活習慣全体に大きな影響を与えた。

酒の回数を月5回に決めた 2006年12月〜
 自宅では一滴も飲まなくなったが、外では依然として飲んでいた。
 秋はイベントが多いので、10月は22日、11月は13日、飲んだ。これでは、結局、変わりがない。
 そこで、
12月から、思い切って月5回に抑えることにした。「休肝日5回」ではない。
 地元の友人は、「木谷さんが酒を飲まないなど信じられない」と言っていたけれど、本当に飲まなくなった。
 その代わり、たまに飲むときは感動である。
 3月の湘南国際マラソンで完走できたのには、節酒の影響が大きかったと思う。

「手前味噌」 2007年4月4日
 3月下旬に、端山さんから電話がかかった。
 「今シーズン最後のみそ造りをやるから参加しないか?」。
 二つ返事でお願いをした。
 4月4日、目抜き通りの「食工房」に端山さん、伊藤さん、斉藤さん、木谷の四人が集まり、みそづくりが始まった。
 作り方は意外に簡単だった。
1 麹に塩を混ぜる。
2 大豆を炊いておき、水を切ってから挽肉機でつぶし、麹に混ぜる。
3 ホウロウの容器に詰める。 
 あとはじっと待てばいいらしい。
 秋には、初めての手づくり味噌が食べられる。

かつおのたたき 4月14日
 どうやら、食の世界に本格参入である。
 今でも、普段は自炊しており、葱の刻み方などは、そう誰にも負けない。
 この前は、若い女性が「私のお母さんよりもうまい」と言っていたから、想像してみてほしい。
 みそ造りがきっかけになり、食工房での料理講習に参加することになった。
 その第一弾が、かつおのたたきである。
 旬のかつおはおいしい。
 2か月間に5回、たたきをつくった。

食と健康のその後 2008年6月現在
 手作り味噌は最高においしかった。妙な旨味、甘ったるさがなく、さっぱりと素朴な旨さだ。一度食べたらやみつきになる。醤油は難しそうだけれど、味噌は簡単につくれるので、お勧めである。粗食も続けている。
 一つ困った問題が起きた。現役時代に、「心から楽しい機会にし飲まない」という原則を建て、月に5回にまで飲む回数を減らしたのだが、退職後は「心から楽しい機会」が増えてしまった。
 とりあえず、月5回を8回に緩和したのだが、それをもオーバーすることがある。いかん、いかん。
 この問題は秋のフルマラソンと並び、今年の重要課題である。

脳と包丁、ピアノ 2008年6月
 姉の和子は昔、ピアノの先生をしていたが、今はヨガ道場を主宰し、書道の先生でもある。
 書道のお弟子さんにカンジンスキーさんがいる。彼はロシア生まれだが、平塚の女性と結婚し、子どもができた。2年前に書道で姉に弟子入りし、今は、見事な書を書く。これは驚くべきことだ。
 姉に言わせると、脳と手指はつながっていて(当たり前だが)、手先を使うと脳が訓練される。彼の場合、ピアノで十分に脳を鍛えてあるから、筆を操る微細な動きが可能で、書も簡単な理屈である。
 姉は、ピアノのお弟子さんには、料理で包丁を使うように勧めている。同じ理屈で、危ない包丁を自在に操れるようになれば、脳が鍛えられ、ピアノがうまくなる。なるほどなあと思う。

脳と包丁、ピアノ 2008年6月